フィットネスクラブで働くのはそんなに甘くない
こんにちは!Koheiです。
こだわったメガネを探していたのですが、めちゃくちゃ洒落たメガネ屋さんを発見!
メガネだけじゃなくスタッフさんもめちゃくちゃお洒落で、まるで彼女のよう親身に僕のメガネを選んでくださいました。
4〜5日で届くそうなので、興味はないでしょうがメガネ姿をアップしてみようとおもいます。
実績勝負
そんなことはさておき、本題に入ります。
前回、フィットネスラブで働きたい理学療法士へ という記事でSNSに来た質問をベースに、理学療法士としてフィットネスクラブで働いてみての感想などの書きました。
そこで、返答が既読無視されてる!と騒ぎましたが、あれから返信がきました。
もしかしたらブログを読んで返信してくれたのかな・・・
なんか催促してすいません・・・
なんて返ってきたかというと、
マンツーマンのパーソナルトレーニング、1対多数のグループ、健康相談のようなコンサル的なものでも何でもよかったのですが、
何件か連絡しましたが理学療法士として働くのはかなり厳しいと感じました。
先生はどのような形でフィットネス分野に関わっておられるのですか?
僕はこんな感じで返しました。
フィットネスクラブは、理学療法士が何ができるのかが基本的にはわかっていませんし、集客力がないと雇ってくれません。
そのため、実績がないと大手フィットネスクラブで働くことは正直難しいと思います。
現在は、週の半分を整形クリニック、残りの半分をフィットネスクラブで働いています。
フィットネスクラブでは、腰痛や膝痛、ロコモ予防の体操や、姿勢調整やコアトレなどのレッスン、パーソナルトレーニングを行っています。
3年ほど働いて感じることですが、ニーズはかなりあると思っています。
臨床で培った経験がうまくレッスンの中で伝えることができ、他のインストラクターと差別化ができればフィットネス業界で活躍できるのではないでしょうか。
すげぇ上から目線になりましたが、僕がいま感じている全てです。
質問者さんが今からされようとしている取り組みにすごく賛同してしますし、応援もしています。
ただ、フィットネスクラブや企業からすれば理学療法士ってなにができるの? お客さん呼べるの? って感じでしょう。
いくら社会的に意義のあることができたとしても、お客さんが呼べなければ企業からすれば価値はあまりありません。
厳しい言い方ですがそれがビジネスだと思います。
なので、まず実績を作る必要があると思います。それか資格ですね。
レッスンを行いたいのであればヨガやピラティスがいいでしょう。
パーソナルトレーニングがしたいのであれば、NSCAのPFTやCSCS、JATIなどの団体が出している資格を最低限でも取っておく必要があるんじゃないですかね。
まず何ができるのかを明確にする必要があるので、資格等に頼っても良いと思います。
ロールモデル不足
最近、理学療法士がフィットネスクラブで働くパターンが増えてきている気がします。
ただ、圧倒的にロールモデルが少ない。
探せばいらっしゃるんでしょうが、情報発信をあまりされていないので正直どのようにして働かれているか分かりません。
働きたい方がどんどん増えてきている中で、どうやったらフィットネスクラブで働けるの??みたいな方がたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今までネットやリアルで理学療法士兼トレーナーの方を探してきましたが、
実際お会いしてすげぇ!!と思ったのは、松戸にあるLigareさんですかね。
コンセプトが明確。
トレーナーの質もめちゃくちゃ高い。
メディカルフィットネスの理想形なのかなーとも思います。
僕はまだまだ青二才ですが、ちょっとしたロールモデルになれるように頑張っております。
質問等はSNSを通じて受け付けておりますのでいつでもどうぞ。
フィットネス業界にどんどん理学療法士が進出していけば理学療法士の認知度が上がりますし、質の高いものが提供できれば一般の方の予防意識も高まっていくと思います。
興味がある方はぜひ一緒に盛り上げていきましょう!
それではHave a good day!
フィットネスクラブで働きたい理学療法士へ
こんにちは、Koheiです。
理学療法士としてフィットネスクラブで働き始めて約3年が経ちました。
3年働いた中でちょくちょくですが、フィットネスクラブで働きたい理学療法士から連絡をいただくようになりました。
給料の面でいうと理学療法士の業界は決して明るいものではありません。
ずっと病院で働いていてもあまり給料は上がらないです。(もちろん高収入を得ている方もいらっしゃいますが)
そんな状況に危機感を感じて副業を始める理学療法士が増えている印象です。
理学療法士が副業をする選択肢として多いのは、マッサージ店や訪問リハビリテーション、フィットネスクラブでしょうか。
特にフィットネスクラブ等でトレーナーとして働きたいと思っている人は感覚的に多いように思えます。
流行りからか、僕の働き方に興味を持ってくださる方がSNSを通じて連絡をくださいます。
Twitterとインスタはやっていますので気軽に連絡いただければと思います。
今回は、頂いた質問に回答する形でフィットネスクラブでの具体的な働き方について書いていきたいと思います。
理学療法士だから何ができるのか
インスタ経由でこんな質問をいただきました。
私は臨床で、患者さんの痛みをセルフコントロールしてもらうことを目標として、hands offアプローチを心がけていました。
その経験をフィットネス業界で活かしていこうと思っているのですが、先生はその考えについてどうお考えですか?
回答はこんな感じ。
私も同様に依存心を作らせない介入や自己管理ができるような患者教育を心がけています。
日々フィットネスクラブでレッスンをしている中で、そういった理学療法士の知識や考え方は、フィットネスクラブ業界で十分に通用するものだと感じています。
ただ、実情フィットネスクラブで働いている理学療法士の多くはパーソナルトレーナーとしてです。
理学療法士の強みが活かせるのでそれでも良いかと思いますが、
できれば一対多数に対して行うグループレッスンもやってほしいな〜と個人的には思っています。
フィットネスクラブではどういった働き方を望まれていますか?
ちなみに既読無視されてます。さみしい、、、
長文だったかなーとか、ちゃんと答えになってなかったかなーとか、質問で返すとかめんどくさいと思われたかなーとかいろいろ考えちゃってます泣
純粋にどうやってその経験を活かしていくかを知りたかったんですけどね泣
まぁそこはいいとして、
要するに、僕も臨床でそんなこと気をつけてますよ!
臨床で行っている運動療法はフィットネスクラブでも全然ウケると思います!
ただパーソナルトレーニングではなかなか活かしにくいですよ!
グループレッスンがいいと思います!
どうやって働くつもりですか?
っていう回答です。
僕がフィットネスクラブに入職した時、スタッフとしていた健康運動実践指導者とかインストラクターの方々は理学療法士という職業をほとんど知りませんでした。
理学療法士って国家資格らしいけど、フィットネスクラブでなにができんのよ
みたいな空気を感じましたね。
入職時点では居場所がありませんでしたから、必死でなにができるのかを考えました。
理学療法士は一対一で患者さんに向き合う仕事です。
そのため、一対一でお客様とトレーニングを行うパーソナルトレーナーとして働けるんじゃないかと思いましたが、そもそも実績なんてありませんので、仕事が取れるわけでもありません。
ましてはトレーニングの知識なんてその頃は皆無でした。
何かさせないといけないから、とりあえずグループレッスン(複数人に対してトレーニングやエクササイズの指導を行う)やってみて!
みたいなノリでグループレッスンをさせていただくことになりました。
人前に出ることがめちゃくちゃ苦手でしたので、最初はド緊張でアワアワしてました。
ですがここで結果を出さないとただの給料泥棒ですので、必死で頑張りましたね。
グループレッスンはとてもシビアです。
内容がつまらなかったり、良いと思っていただけないと人が明らかに減っていきます。
理学療法士として働いていた頃は、集客なんかしなくても患者さんは勝手に来ますからとても楽だったな〜〜と感じましたね。
グループレッスンで人を集める、人気を出すことだけを目標に1〜2年間馬車馬のように働き、ようやく周りの方に認められた気がします。
今回質問をしていただいた方のように理学療法士の経験をフィットネスクラブで活かしたいのであれば、グループレッスンをおすすめします。
一対一ではなく一体多数を相手にした方が絶対効率よく指導ができますし。(パーソナルトレーニングをした方が儲かりますが、、)
ただハードルはかなり高いです。
レッスンの流れ、強度、声のトーン、見た目などすべて評価対象です。
もちろん他のインストラクターと比較されます。
でもやりがいはありますよ。(高齢者相手の集団体操であればそこまで気にしなくて良いのかなと思います)
知識の豊富さでは負けない
3年間働いてきてヨガやピラティス、ダンスやエアロビなどいろいろなインストラクターの方と知り合いました。
そこで感じたことは、カラダの知識ではぜってーー負けねぇ!ってこと
理学療法士は4年間学校で勉強するので、そりゃそうでしょって言われたらそれまでですが笑
4年間で得た知識をレッスンに落とし込めれば確実に理学療法士は活躍できると思います。
理学療法士は日々患者さんや家族の方にわかりやすい言葉を使って説明をしていますから、それをそのままレッスンで伝えられれば、
すごい詳しい!もっと教えて!っていうファンが増えていくと思います。
具体的な働き方
参考になるかはわかりませんが、現在の働き方を紹介したいと思います。
週5日のうち、半分はフィットネスクラブ、半分は整形クリニックで働いています。
月曜 休み
火曜 午前はフィットネスクラブ、午後はクリニック
水曜 午前フィットネスクラブ 午後クリニック
木曜 午前クリニック
金曜 午後からクリニックとフィットネス
土曜 午後からフィットネス
日曜 休み
フィットネスクラブではグループレッスンとパーソナルトレーニングを行っています。
グループレッスンは、腰や膝の痛み予防やロコモ予防を目的とした体操や、ストレッチポールなどを用いた姿勢調整やコアトレ目的のレッスン、筋力向上を目的としたレッスンなどもたせて頂いています。
パーソナルトレーニングは主にマッチョやダイエット目的ですね。
フィットネスクラブとクリニックが併設されていないので、行ったり来たりの生活をしていますが、職場が変わると気持ちがリフレッシュされるので今の働き方には満足しています。
今働いているフィットネスクラブは整形クリニックが経営をしており、整形クリニックで改善された方がフィットネスクラブにきて再発予防を目的にいろいろと運動をしていただいています。(一般の会員様もいらっしゃいます)
山口にそういった施設はほとんどないですし、全国的に見てもめずらしいんじゃないんですかね。
フィットネスクラブで働きたい方は一般的な大手のフィットネスクラブで働く選択肢もありますが、病院と連携しているところも多々ありますので探してみても良いと思います。
もうすでに働かれている方はぜひ情報交換しましょう!
それではHave a good day!
自己紹介
Kohei 理学療法士 / パーソナルトレーナー
2013年〜 理学療法士の資格を取得後、山口県内の一般病院にて勤務
2016年〜 オーストラリアへ語学留学
2017年〜 山口県内の整形外科クリニックとフィットネスクラブに勤務
クリニックでは主に頚部痛・腰痛の方のリハビリを行う
フィットネスクラブでは、”痩せたい” ”マッチョになりたい”などの
希望を叶えるため、パーソナルトレーニングやグループレッスンを担当
”理学療法士” という名前を初めて聞いた方がいらっしゃるかもしれません。
簡単に説明をすると、カラダに何かしらの不具合(痛みや怪我、病気など)が生じた方に対して、脳やカラダに関する知識(解剖学や生理学、運動学など)を用いて良くしていく仕事になります。
学校で主に4年間カラダの仕組みについて学ぶわけですが、そこで学んだ知識や技術はカラダに不具合がある方だけでなく、カラダに問題がない方にも応用できると感じています。
例えば、腰が痛い方が病院に来られたとします。
原因は以下のように様々あり、理学療法士はどの原因が一番の痛みの要因になっているかを探り、対処していく必要があります。
・姿勢が悪い
・体が硬い
・筋力不足
・仕事で中腰姿勢が多い など
理学療法士は、姿勢が悪くて腰に負担がかかっていると判断すれば姿勢を直そうとしますし、筋力不足で痛みが出ている場合は筋トレを行います。
フィットネスクラブには、”痩せてスタイルを良くしたい” ”マッチョになりたい”など、様々な悩みや目標を持った方がたくさん来られていますが、
理学療法士が普段から行っていることを応用すれば全然解決できるんですよね。
最近理学療法士の資格をもったトレーナーが増えてきていますが、そういった背景があるんじゃないかと思います。
ダイエットやボディメイク目的で筋トレをしているけど、体に不調が出たり痛みが出る方は理学療法士の資格を持ったトレーナーを探してみてもいいかもしれません。